Wednesday 27 May 2020

Youtubeとドイツ語

緊急事態宣言解除。ふぅ、と息をつきたくなる。やれやれ、というべきか。とりあえずは、一時期のソワソワ、びくびくした感じが過ぎた。今後どうなるかはわからないけど、よかった。とりあえず。とりあえず。


5月の間に三つ、Youtubeで動画を撮ってみた。Youtuberになったのではない。仕事のためだ。最初は同僚に自己紹介を頼まれて「えー、そんな」と思っていたのだが、やってみるとこれが、大したことない。一度やると二度目はさらにハードルが下がり、三度目となると撮り直しもゼロになった。ちなみに編集はしない。

三つ撮ってみて思うのが、たくさん編集しても結局内容が面白くないと視聴率は稼げない。面白いことしゃべっている人は、字幕とか効果音とかなくてもみんな見たがる。あと、編集はハマってしまうとものすごい時間がかかるので、公開のタイミングがずれると面白さも減る。


こどもがやけにドイツ語に興味を示している。我が子はここ数ヶ月、YoutubeでFireman Sam (消防士サム、というイギリスのプログラム。昔はストップモーションでBBC放映だったようだが最近ではぜんぶCG)とPlaymobil という、レゴのちょっと大きいバージョンの動画を好んで見ている。どちらもなぜか日本語版は無い。日本には入ってきていないらしい。その代わり色々な言語があるのだが、偶然(だったかなんだったか忘れた)聞いたドイツ語版を、気に入っている。いや、気に入っていると言うべきなのか、よくわからないけど、ドイツ語でもいいから見たい、と言いながら見始めた。

そうすると、当然といえば当然なのかもしれないが、いくつかドイツ語のフレーズを覚えている。「ドイツ語」と意識しているあたりがもう面白くて仕方ない。

ちょうどきのう、公園に座って豆乳ドーナツを半分こして食べていたときのこと。背の高い外国人らしき男性が二人、公園の入り口からやってきた。「何の言葉話しているんだろうね」と言いながら見ていた。だんだん近づいてきて、それがドイツ語だとわかったので「あれ、ドイツ語じゃない?」と私が言ったら子はまるで照れたようにニヤーっと笑って一生懸命観察していた。「お話しに行ってみたら」と言っても、照れていかない。それでも興味津々で、近くを横切って行く二人をずっとずっと眺めていた。見えなくなるまでずっと目で追っていた。面白い。

家でも"Chissa come si dice ごめんなさい in ドイツ語 (ドイツ語でごめんなさいってなんていうんだろうね)"と日伊まじりで言っていたので調べてあげると、そういえば私も聞いたことのあるフレーズが出て来た。教えてあげると、嬉しそうに繰り返している。

消防士が出てくるplaymobilレゴの動画をドイツ語で見ていると、セリフの最後にやたらと「マーシュ」という言葉がくっついていることにこどもが気づいた。「また、マーシュって言った」と言う。確かにどの単語にもくっついているので、なんだろうと思って調べることになった。どうやら英語のmarch(行進する)と関係ありそうだ。たぶん「行け!」「それ!」みたいな感じなんだろう、ということがわかった。

さらに「ヴァサ、マーシュ!」となんどもいうので、これなんだろう、と思っていたら、そういえばルフトハンザの機内で「水のことをヴァッサー、と言うんだな、へー。」と思ったことを思い出した。「水、行け!」ってことか、なるほど。消防士だから放水しながらみんなで言ってるんじゃない、と3人で納得。それ以降ずっと子は「ヴァサ・マーシュ!」が繰り返されている。

いやはや、勉強になる。

ありがとうとカルボナーラ

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