きょうは11時から少し仕事があるだけだったので、ゆっくりと出かけた。9時過ぎに子を保育園に送ったあと、図書館に行き雑誌を読む。週に1回は、NewsweekとAERAにざっと目を通す。「ざっと」のつもりだが気づくとたいていの場合1時間は経過している。
仕事がちょうど1時に終わり、すぐに帰ろうと思った。さて、昼をどこで食べるか。タイ料理か?ラーメンか?脳内で主に3つの店が候補に挙がった。何を選ぶかによって帰り道が異なる。
知っているラーメン屋の、坦々麺を思い出した。この店では中華そばの醤油味以外を食べたことはない。その中華そばがあまりに美味しかったので先日ネットで検索して口コミを読んでみることにした。そこで紹介されていたのがラーメンではなく坦々麺だったのだ。これは食べたいと思った。
「決めた。坦々麺だ。」
迷いなく店に入った。そして迷いなく注文した。値段が1320円もするというのに、だ。
結果は、正解でした。いや、大正解。量もちょうどいい。上品。そして素材がいい。油っこくもない。すみずみまで食べ尽くした。身近にこれほど美味しいものがあったとは。1320円を払う価値は十分にあると思った。外食で損をしたくない私という人間にとって、日々における選択肢が増えたのは良いことだった。たまには冒険をしてみるものである。