まとまったことを書こうと思うのだが、実際のところ特筆すべきことが無い。先日、近況報告をしようと思ったらここ数日のことが思い出せずにしばらく戸惑った。あえて言うなら、トマトをよく食べているとか映画を見ているとか、そういうことだろうか。
無気力なのだ。午後になると、無気力。
午前中は仕事があるのでとりあえず6時すぎには起きる。
午後になると、吸い寄せられるように家へ向かう。昼間なので人ごみを避けて買い物だってなんだってできるだろうに、寄り道一つせずに家へ向かう。そして家で何をするかというと、特に何も無いのである。
私は自分の部屋が好きだ。インテリアにしても、光の入り方にしても、音の具合にしても、とにかく心地が良い。何も無くても、何時間もベッドの上に転がっていることができる。これが何よりの幸せなのかもしれない、と思っている。
したがって、一度家に入ると、もう外に出たくない。徒歩2分のコンビニにすら出かけていく気がしない。銀行も郵便局も、帰宅する時に寄って帰ろうかとも思うのだが「まあいっか、今はいったん家に帰って、夕方にまた行こう」とあきらめる。なぜかというとすぐに家に帰りたいから。
しかしながら結局、部屋のドアを閉めるとすっかりその気が失せてしまうのだ。
モードが変わるのである。ねじが緩む。張っていた糸が緩む。
今日は3時ごろにアンチョビのスパゲティを作った。『アモーレス・ペロス』を見ながら食べた。前から見たかったのだが、やっと見た。この監督名、どこかで聞いたと思ったら『バベル』の監督だった。ああ、この映画があってこそのバベルだったのだ、と、納得がいった。ぜひ見てみてください。
もう少しで、仕事が本格的に始まる。一ヶ月以上ぶりだ。はっきり言って、恐れている。まさしく"dread"である。だから最近は、昼になると逃げるように帰って行くのだろう。
怖い。9月が怖くて仕方ない。
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