ここにきて1週間。ようやく読書らしい読書をした。サマセット・モームの"the Pool"を読んだ。短編といっても結構長い。しかし後半ぐいぐい引き込まれてあっという間に読んでしまった。おもしろかった。英語はそれほど難解ではない。舞台はサモアで、以前読んだ、同じくモームの"Rain"を思い出した。1921年に出た作品らしい。Rainもそうだったけど、今読むと驚くほど差別的な箇所がいくつもある。しかしそうだったのだ、その時代は。英国が世界を支配していた当時。そしてサモアと英国の気候の差は印象的。
それにしても英国というのはおもしろい。こういうの読んでるとそう思わずにはいられない。あんなに小さくて、気候もまったく素敵ではない。しかしこの国の人たちが、政治、文化、科学その他の場面において世界にもたらす影響力の大きさたるや。うーん。気候の最悪さは確実に影響していると思う。天気が良くないからこそ外に出たんだろうなあと。
さて今日は何を読もうかなあ。