Thursday, 6 March 2025

日本の教育は困ったことになっている

 5日。毎年三月恒例の婦人科検診。かれこれ20年前、治験で関わったのがきっかけで知った病院だがとても良いので結局20年間通い続けている。家の近くではないけどなにかと自分にとって都合が良く慣れた、なによりも信頼できる病院。

特に決められたわけではないが3月になると検診を受けている。ここ数年はマンモグラフィもこの病院で受けていたのだが、区の助成を受けたことがなかったのでマンモグラフィだけは4日に、区の施設で受けた。あっという間に終わった。値段も安いしこれでよいのかもしれない。

5日に戻る。9時半受付だと知ってはいたが、9時ごろに着いた。天気も悪いし交通機関の乱れもあるだろうし、なによりも朝8時ごろに家を出るのに慣れている。あえて遅くする必要もない。で、こんなに早く着いたのにもう受付できて、ほかに人もおらず、9時半には終わってしまった。早すぎる。びっくりした。検診以外にも診察で時々通っていたが、もう検診だけでいいでしょう、ということになった。つまり次に来るのは1年後か。

とにかく寒い1日。小雨が降り続いている。11時ごろには家に着いて、早めにお昼ご飯を食べた。1人しかいないのでチャンスだと思ってNetflixを見た。ひとりで座って映画やドラマをみる時間なんてほとんどない。というか、時間があっても家にいるとパンを焼いたり掃除したり、ほかのことに手を出してしまうのだ。

午後、ふと気づいたらきょうは息子の保護者会だった。行かねば。どうしようかなと思ったけど、行かねば。準備する学校側の気持ちがわかるだけに、行くことにした。来年度の連絡があるだろう。でも、崩壊ぎみの学級懇談になって、いったいみんなどういう話をするのだろう。気まずくないのだろうか、と思った。

思いながら、クラスに行くと、誰もいない。同じように迷っている人がいたので「すみません、保護者会どこでしょうかね」ときくと「やっぱりここじゃないんですね」と言って調べてくれた。体育館らしい。知らないお母さんだったけど2人で歩きながら話した。スマホを見ながら「あれ、、でもおかしいですね、ほかの学年はぜんぶクラスでやるのにこの学年だけ体育館だって。」という。なるほど、おそらくうまくいっていないから、クラスになっても気まずいのかもしれない。先生に文句が出たり保護者どうしが不機嫌になったら、クラス懇談はうまくいくわけがないのだ。正解はないけど、わたしはそう見た。

来年度の説明などが、30分くらいで終わってしまい、お開きになったが、最後に担任が挨拶をするということで、クラスごとに、席はなく、体育館で立ったまま、担任を囲むことになった。パイプ椅子を保護者が片づける。ある組だけは、体育館ではなく教室に移動になった。

なんだか変な感じがした。

それで、子のクラスのところにいくと、保護者の人数はまあまあいる。先生を囲んで立った。担任から「ご協力ありがとうございました」と言い始めたとたん、なんと泣き出してしまった。「自分の指導力が足りなくて、2学期くらいから、うまくまとめられなくてすみませんでした」と言いながらボロボロ泣いている。なぐさめようにも大人どうしで、なんだかどうしたらいいかわからず周りの保護者もオロオロしている。「できる限りの形で、あと少しがんばります」と言って、終わった。

帰り道から夜までなんだかいろいろ考えてしまった。先生はこんなに追い詰められて、どんなにつらいだろう。そして先生の家族のことも考えてしまう。2学期に1週間くらい先生が休んだことがあったけど、あれはほんとうに限界だったのだろうと思う。

子どもたちがさわぐ→先生が注意する→保護者に報告する→保護者は子の味方になる→先生が生徒を注意できない→生徒はもっとさわぐ→崩壊→先生寝込む、ときに辞める

この悪循環をたちきれない。子のクラスメートからの話を、子づたいに時々聞くが、保護者は先生のことをさんざん言っているらしい。学校から電話が来たときの親の様子を、子供たちはよく見ている。「先生は先生辞めるべき」とか、電話が来たら話をきいてるふりをして寝たりとか、しているらしい。

先生は泣きながら「教室のほうも、素敵な絵が飾ってあるのでぜひ見て行ってください」と言った。最初から教室でやればよかっただろうに、たぶん先生が場をもたせることができなかったんだろう。なんだか悲しい気持ちになりながら子供たちの絵を見に行ってきた。この絵を壁に貼ったのは先生だろうか。誰かと話しながら楽しくやったのだろうか、それとも業務に追われながら、疲れてやったのだろうか。そのとき、さっき体育館ではなくクラスにいった1クラスが見えた。校長と副校長が話をしている。あとで子にきいたら、どうやらこのクラスは先生がいなくなったらしい。

日本の教育は困ったことになっている、というのは、ニュースなどではきくけど実際にこういうことか、と小学校を見てはじめて実感している。

イタリアだったらどうだろう、と家で話した。「先生は泣かない。」確かに。「生徒が勝手に何かしたら怒る。」

言われてみれば当たり前なのだがこれができない状況にあるのだ。親に責められ先生たちは病む、そして辞める。なり手がいない。学校が機能しないと、行き着く先は塾である。

Wednesday, 26 February 2025

休日は仕事メールを見ない

家で仕事のメールを見ないことにして、1年以上経つ。在宅勤務や、やむを得ないときを除く。思わずチェックしてしまうことがあるので、これは「がんばって」見ないようにしないといけない。チェックするのはとても簡単なことなのだ。それにくらべて、チェックしないようにするためにはだいぶ意識していないといけない。パソコンをはじめ、我々の生活に「画面」が出現して以来、いろいろなことをほぼ無意識にやるようになっているからだ。

この3連休も、少しもメールを見ずに過ごした。きのう三日ぶりに出勤してみると40〜50通くらいが行き交っていた。ざっと見てみて、自分に関連あるものはほとんどない。私の名前が出てきて「これ、よろしく」と言われている仕事は1件だった。しかも「週明けで問題ない」とある。それ以外に「時間のある時によろしければお読みください」とある、誰かの語りみたいな、数人に宛てたメールがあった。不快以外のなんでもない。つまり読む必要がない。読むわけがない。そんな暇ではない。やっぱり週末にメール見なくてよかった、と思った。不快なまま過ごしたくない。不快になるなら、日中で、職場で見たほうがいい。自分の精神衛生は自分で守らなければいけない。メールやSNSは自分の生活にすでに深く侵入してきている。

Tuesday, 25 February 2025

連休の記録

 3連休が終わった。

22日(土)。合気道の朝稽古へ。7月に昇段したのだがまだもらっていなかった賞状を受け取る。みなさんにおめでとうと言ってもらえてとても嬉しかった。励みになる。土曜朝の稽古は定着してきた。

この日に返すべき本があって、あと少し読んでしまいたかったので保健センターのカフェで読む。四方田犬彦の『サレ・エ・ぺぺ』。めちゃくちゃおもしろかった。食に関する本です。前半の理屈っぽいほうが好きだった。

日中は結構寒い。お昼は家族でいつものレストランに行ったがこれがだいぶ待った。1時間近かったかもしれない?外で待つのが寒すぎるが順番が「次」なので辛抱した。

2時から息子の友達が遊びにくる。わたしはその間、図書館で週刊文春を読む。

休日はこの流れが最高だと思っている。合気道→昼→図書館。昼が終わるともはや1日終わったような気持ちになる。あとはもう寝るだけ、みたいな感じ。

23日。

友人の家に行く。子を連れて行った。移動に時間がかかり、電車を乗りついだ。これは結構疲れた。往復で2時間かかるので10時に家を出て帰りは5時になる。子は辛抱してついてきたので、大きくなったなあと思った。ご馳走になったグリーク・サラダがとても美味しくて、自分もフェタ・チーズを買って食べようと思った。いつもいくスーパーにはない。カルディにあった気がするので近々行ってみよう。

24日。

やはり寒いが、天気は良い。3日間ずっと天気はいいのだ。今日こそプールに行くことにしていたので、私以外はあまり気が進まなそうだったが、10時に行くと決めて3人で行ってきた。気持ちよかった。水に浮かぶだけで気持ちいい。

昼、レストランに行ったらだいぶ待つことになりそうだったので、結局やめて家に帰ってパスタを食べた。とても美味しかった。

1時過ぎから、子の友達が舞台でバレエをするというので見に行った。チャリティ・イベントなので途中から出たり入ったりできる。みんなとてもかわいかった。

2時半ごろからその子がまたうちに来て、いっしょにマイクラをして遊んだ。

夕方、麻婆豆腐を作った。

この3日間で焼いたもの:食パン、バゲット、チーズケーキ、アーモンドボール、バナナブレッド、全粒粉ショートブレッド。ほかにもあったかもしれない。焼き過ぎじゃないのか、と思うだろうけど、順調にすべて消費されている。もはやほとんど残っていない。

Friday, 21 February 2025

ずっと寒い。

今年の冬は寒い。少し暖かくなったかと思ったら極寒が戻ってきた。東京は雪が全然降らないけど雪が降って困っている地域がたくさんあるようで、こんなので寒いなんて言ったら怒られそうだけど。

1月ごろは、冬はうちでぬくぬくできていいなと思っていたけどさすがに2月後半になってまだこんなに寒いと、ちょっと疲れてきた。寒さに疲れている。もういいよ、という感じ。頭が、かきごおり食べた時みたいにキンとしてつめたい。きのうはちょっと痛かった。あと何日くらい辛抱すればいいんだろう。

去年は「今年は全然寒くないな」と言っていた。10年以上使っている最強のフリースがほぼ活躍することなく終わった。それが今年は、ずっとそのフリースを来ている。寒さから解放されたい。

毎日8時間は寝ているんだけど最近パッと起きれなくて、たぶんこれは睡眠が足りていないと言うことだと思う。先日、何かの雑誌で読んだけど、自分に適正な睡眠時間を知るために、4日間、就寝時間を30分ずつ早め、起床時間を変えずに過ごすとよいらしい。最終日の睡眠が、ほんとうに必要な睡眠時間らしい。おそらく、いったんリセットするための3日間なのだろう。

さて、朝の準備をしよう。

Monday, 17 February 2025

6人の女にはさまれて昼食

 きょうは代休。お昼を食べにでかけたら記録に値する興味深い出来事があった。赤ちゃん連れの多いオーガニックカフェ。昼はビュッフェ形式。私が案内されたのは一番奥の席。両隣にはすでに客がいて食事をしていた。二組とも、女の赤ちゃんを連れた母娘ペア。つまり、女3世代ということ。平日の客のなかにはこのパターンは多い。(実際、私も母と息子と来たことがある。)見たところ

赤ちゃん…1歳前後

その母…30歳前半

さらにその母…60前後

2組とも同じような世代の人たちだった。

席につくとやたらと視線を感じるのでどうしたのかと思った。もしかしたら片方が芸能人とかそういうことか?不思議に思いながら聞こえてくる会話に耳を傾けると私の左から

「おばあちゃんてこと?」「たぶんそうよね」「親が変だとさ、子どもも変に育つよね」「まあそうね」「あの子もそうなっちゃうのかな、かわいそうに」「ねー。」

と聞こえてくる。

「だってさ、サラダの…」「ドレッシングを…」「写真撮って…」

などなど、このへんは断片的にしか聞こえてこない。これだけ聞いて、私がくる前に、この二組には何らかの問題があったらしいということを察した。

「しんじられない」「家がおかしいとこどももそれがおかしいって気づかずに育つからさ、そうなっちゃうんだよ」「ほんとひどい」「ねー」

左の母娘の会話は続く。内容がこんなにしっかり聞こえるということは、まさか。そう、そのまさか、隣(右)の母娘に聞こえるような声でわざと言っている。相当不快な思いをしたのだろう。それにしても、あまりにもあからさまで、こちらも耳を疑うほどだ。

しばらくして右の反撃が始まった。

「相手にするだけ無駄だからさ」「そうね」「バカの相手なんて」「ほんとほんと」

これまた左に聞こえるようにはっきりとした声で言っている。近くにいた男性が振り返ったのは、何気なくではなくおそらくこの内容が気になったからではないか。

しかしまあ、間にはさまれた私は居心地悪いのなんの。逃げ出したい気持ちでいっぱいだ。食べ物が目の前にあるので去るわけにはいかない。気持ちだけ外に走り出している。移動できるか聞こうかと思ったけど混み始めていて空いている席はなさそうだ。なによりも、ここで私があからさまな移動でもしたらこの母娘x2に何か言われるかもしれない。

しゃべりながらもこの4人(いや、6人?)の女、視線が行き交う。お互いをチラチラ、ときには刺すように見る。侮蔑するようなまなざし。

(怖い…)

いたたまれなかったので持ってきた本を開いた。「私は無関係です」ということを全身で示そうとした。

そのすぐあと、私からみて右斜め前に、別のお客さんがきた。3人家族。父、母、子。ベビーカーなので、ベビーカーごと席にくっつけて食べることにしたらしい。

それを見て右の娘「ベビーカーだったら入らないよね。ベビーカー置いてきてよかった〜」

左を見ると、左の赤ちゃんはベビーカーで来店している。

2分とたたずに左の娘「今のひどいよね、ベビーカーで来てる人みて、ベビーカーだったら入らないよね、とか。性格悪すぎだよね」と左母に同意を求め「ほんとびっくり、性格悪いね」と、これまた相手にしっかり聞こえるように言う。

この人たち、このまま直接言い合いを始めたらどうしようか、とふと思った。韓国だったらケンカしているだろうか。しまいには髪の引っ張り合いになるだろうか。

イタリアだったらおそらく問題が起きたその場で二者ともガーーッと意見を怒鳴って主張して、所要時間が3〜5分くらいで終わるだろう。十中八九、食事が始まるころには無かったことになっている。(そのくらいじゃないとあの国では生きていけない。)

いろいろ考えながら、両者の身なりを観察してみた。右のほうが母娘とも化粧が濃く、着ているものも派手だ。右娘の靴が見えたのでよく見てみたらLとVのロゴ。ルイ・ヴィトンか。手元にはモンクレールのダウンジャケット。どちらも10万では買えない。右母は白と黒のワンピース。タイトで動きにくそうだった。いっぽう左の母娘はごくふつうの身なりだったので特に記憶に残るものもない。そのくらい普通。

左右とも娘のほうが私の向かい側なので顔がよく見える。ふと2人が小学生〜高校生だったころを想像し、いわゆる「女子」のイメージが被り、まあこういうことは簡単にありうるなと思った。

しかしなあ、女ってものは。この両者のなかではきっとどっちの赤ちゃんがかわいいか、も競っていたに違いない。この両者の赤ちゃんの顔を見ることができなかった。顔を動かすと娘たちと目が合いそうで怖かったので。幸せに育ってほしい。

その後どうなったかはわからない。よからぬことが起きる前に店をあとにした。やれやれ。

Sunday, 16 February 2025

綱渡りの1週間

 建国記念日が終わってからずっと勤務している。といっても5日連続の労働なのでいつもと同じはずなのだが、なんだか長く感じるのは業務内容によるのと、土日がかかわっているせいだろう。簡単に休むことはできないのだがこういうときに限ってFもいくつも用件があって、子を家に一人きりにさせざるをえない状況が何度か生じている。仕方ないとは思うがこの綱渡り状態は本当に神経をすり減らす。

13日は、朝から2人ともいない状況になり、子が自分ひとりで鍵をしめて出て行くことになった。毎朝うちの前を通る、子の友人とそのお母さんに「ピンポンしてください」というお願いをして、さらにfacetimeでうちの実家とつないでおいて、一人にさせた。結果的にうまく行ったのでよかった。

14日は1人で鍵をあけて家に入っておく、ということになった。わたしが間に合うはずだったが想定外のことが起きて間に合わなかった。家に帰ると泣きながら子が出てきた。待っていたのは20分くらいのはずで、きっとYoutube見放題のお菓子食べ放題でエンジョイしているところだろうと思っていたら、全然違った。「まだ帰ってこないのかなと思って」という。ごめんねごめんねと言うと、そんなにあやまらなくてもいいよ、と。やっぱりまだ小さいしかわいい。きょうはバレンタインだったねそういえば、と言うと「バレンタインにこんなことが起きるなんてねえ」と。

15日は問題なし。Fがいたから。土曜出勤の前に合気道に行ってきた。土曜の朝稽古に出るようになってから1年が経つ。気持ちよかったし楽しかった。土曜の朝でまだ人の少ないなか、まっすぐ職場へ。

そしてきょう16日はまた問題で、私の仕事がいつ終わるかわからないけどなんとしてでも午前中で出てくる、ということになっている。12時前にFはいなくなるので、交代なのだが、交代のあいだに時間が空きそうだ。というわけでその間、こどもは家に1人でいることになっている。放っておくとお昼になってしまうので、これは割り切って早く帰らなければいけない。こういうとき、ストレスを感じる。えいやっとやるしかない。どっちかをとらないといけない。どっちも、は無理。

こういうときに合気道が役立っているような気もする。私のように未熟なものが言うことではないかもしれないけど。主体性を持って動くこと。しかし礼儀は忘れず。そして道場には見習いたい大人が何人もいらっしゃって、ふとしたときに「あの人ならどうするだろう」と思うことがある。

Wednesday, 12 February 2025

いろいろあった数日の記録

6日木曜日。我が子の学校公開日。朝から「来てください」と担任から指定があったので行ってきた。ちょっと学級崩壊気味だと思った。行ってようやくわかった。いうことを聞かないのは私の子だけではない。ほかにももっと困った人たちがいる。勝手に歩き回る生徒が何人かいる。6月に見た姿とはだいぶ異なっていると思った。我が子をふくめ、移動教室に移動しない生徒がいて、これを移動させるのが一苦労だった。1時間目から校長先生が後ろにいる。授業の途中で担任が電話をかけて副校長がやってくる。この調子なのだ。行ってわかった。

だいぶ疲れて不機嫌になったわたし。それでも午後からは子をつれて面談と検査へ。ちょっと離れたところにある。自転車で行って、近くのファミレスでお子様ランチを食べた。喜んではいたが私の機嫌が悪すぎてだいぶ気を遣わせてしまった。今となっては反省している。

8日と9日、土日とも合気道へ行った。気が向いたので。だいぶ疲れたけど楽しかった。2日連続行くというのは珍しいことだ、と思っていたけど最近そうでもなくなってきた。行けた日はカレンダーに「よくできたね」とか「がんばったね」のシールを貼っている。

10日、月曜日。この日も休みをとっている。朝から成育医療センターへ。アレルギーの面談。今回は子なしでわたしだけ。毎日食べさせている、ナッツ入りの蒸しパンについて、何g入れているかを問われてパッと答えられず適当に答えたら、なぜ前回の倍の量になるのかと責められる。確かに。これは完全に私が悪い。でも、覚えてられないんですよ、しばらく前に作って冷凍してるんで、もう覚えてないです。そして毎日忙しくてそれどころじゃないです、先生。具合が悪くならなそうな量を入れてますから、それ私なんとなくわかりますから、親なんで。

…とは言えなかったけどそう思った。

4月と5月に予約をとる。負荷試験の予約をとるための予約、である。先のことはわからないのに予定がどんどん入ってきて自分ががんじがらめになるような感じがして気が滅入る。ときどきこのアレルギーについては「もういいです、やめます」と言いたくなる。

それでも、だ。12月の血液検査の結果が今回わかったのだが、該当食物の数値がいっきに下がっている。この2年間、やってきてよかったというわけだ。毎日面倒ながらも食べさせ続けた甲斐があった。なにも食べなくても数値は下がったのだろうか?わからない。だけどこの2年間通ったのは無駄ではなかった。

いろいろうんざりしてきて、だいぶ不機嫌になって帰った。

子は1時ごろに帰宅することになっていて、家で「おかえりー」と迎えた。それから多すぎて困る私の髪を切りに、というより減らしに美容院に行った。3時すぎ?に家に帰り、宿題は済んだかと聞いていたらなんと発熱している。なんてこった。きょうは通院で、本来午前中しか必要ないけどいちおうまる1日看護休暇をとっていた。が、午後まで本当に看護休暇が必要になるとは。正解だった、というべきか、そのせいで熱が出たのか。こうやって熱が出ると原因を究明したくなるけどいまさらいろいろ考えてもしかたない。

アレルギーの血液検査で花粉やダニも数値として出ていた。やっぱり花粉症だ。発熱と花粉症でいっぺんに小児科に連れて行った。インフルの検査などもせず、薬を処方してもらって帰った。小児科に行くと「アンパンマンペロペロチョコ」を買うのが恒例になっている。買っていい?と言われたから、あんた熱あってたいへんなんじゃないの、と聞くと、だいじょうぶと答える。仕方なくコンビニに行くとアンパンマンペロペロチョコがとんでもない値上がり。当時は80円くらいだったのが、100円になり、この時はすでに120円。たったこれだけのチョコレートの塊に!!板チョコの何分の一だよ、という小ささなのに!!「高っ!ちょっとこれ高いよ、こっちがいいんじゃないの」と言ってキャラパキチョコを指すと「たしかに」と言ってそれにした。20円しか違わないけど。

ものすごくいろんなことがあった10日。仕事するよりだいぶ疲れた。

11日、祝日。一日中家のなかで過ごした。子の熱はだいぶ下がった。きっともう大丈夫だろう。それにしても一日中家のなかにいるというのはだいぶイライラする。家にいるせいなのか、それともほかに原因があるのか、わからない。ホルモンバランスだろうか。どうもいろいろよくない、最近。なぜだろうと考えてみるけどわからない。仕事が忙しくなくなったので、いろんなことを考える暇ができてしまったのかもしれない。小人閑居して不善をなす?

Tuesday, 4 February 2025

最近の我が子

 先週火曜日の夕方、小学校から電話がかかってきてついに校長面談になった。きっと先生がお手上げ状態なのだろうと思った。水曜ちょうど時間があったので4時半から、ということになった。こういうのはさっさと済ませたほうがいい。後回ししてもろくなことはない。しかし「ついに校長面談か」と思うとなんだか気持ちがふさぐ。子に「どうしてあなたはこうなの」と言ってもまったく解決にはつながらないことは今まででよくわかっているので、気持ちがふさいでも1人でふさぐだけにしようと思った。だけど子はそういう私の様子や変化を敏感に感じ取っていて「大丈夫だよ、校長先生はやさしいから」という。

水曜は休みだったけど、結局忙しかった。朝から自分の歯医者に行き、お昼を食べに行ったあとで家に帰ると子が帰宅し、2時から子の歯医者。いずれも虫歯はなくて定期的なメンテナンス。家に帰ってしばらくするとあっという間に面談の時間になった。緊張したし、恐縮したけど、結果的には良い時間だった。とても理解のある校長先生で、別に怒られることなどなにもなかった。家での様子や今までの様子をたくさん話した。「たいへんな目にあわせようとか、苦しめるためにお話をしたわけではない、ということを伝えておいてください」と言われた。学校は、ひたすら「ただ力になりたい、なんとかしてあげたい」という方向でいる。本当にありがたいと思った。この子にも居場所があるんだと思えるだけでホッとする。

その他の様子:

・九九なんて絶対無理だろうと思っていたけど、だんだんできるようになってきた。ほかの2年生のようにはいかないだろうけど。7の段と8の段が最後の仕上げで、まだ間違うけど以前の完全にダメだった状態からはだいぶ良くなってきた。

・髪を切らない。前髪だけなら私に切らせてくれる。しかし後ろを切ろうとしない。プロに切ってもらえばいいのにと毎日のように千円カットをすすめるが、嫌がる。しかし小さい子の髪の毛というのはなんて綺麗なのだろうなと撫でながら感心する。

・マイクラにはまりすぎている。何をやっても異常なほどにハマる傾向があり、それは2歳ぐらいからずっとそうなのでそういうもんだとは思っている。その対象が、今はマイクラ、ということだ。寝ても冷めてもマイクラのことばかり考えている。以前ほどレゴをやらなくなったのが少し寂しい。

Friday, 24 January 2025

3年ぶりにゆるみ、気合は入らない

月曜に、締めの仕事が終わり、ゆるゆるの状態である。3年間ずっと目の前にあった存在がなくなり、急にゆるんだ。この3年分の緊張がゆるむまではもう少し時間がかかると思う。ホッとして、すごく気持ちが楽になっているのと同時に、やる気もない。バリバリ頑張るぞという気持ちには到底なれない。当然の反応だと思う。それでもやることは細々とあるので仕事はもちろん続くし働き続ける。ただし頭はスイッチ・オフの状態で。「なるようになれ」と思う。やるべきことをたんたんとこなすだけ。火曜からは急に時間ができてしまって、持て余している。職場にいるのにこんなに時間に余裕があるのなんていったいいつぶりだろうか。今までやりたくてもできなかった片付けをしている。

12月に、のどが痛くなった。乾燥する季節は毎年のことだ。熱は出ない。咳と鼻水に移行する。このパターンもわかっている。12月が終わってようやく鼻水がひいたが、咳がとれない。正月ごろ、咳き込んで眠れなかったことがあったが、それよりマシになっているもののまだ咳をする。誰かとしゃべっていると軽く咳が出るので、笑っているように勘違いされることが最近多い。なぜそれがわかるかというと、相手も私に合わせて笑ってくれるのだがこれが妙なタイミングなので、ああこれはさっきの私の咳が、笑いと思われているなと理解する。こういうことが最近何度もあった。

なかなか休みがなかったのだがおととい水曜は休みだったので朝から病院に行ってきた。咳になるとたいてい同じ病院に行って薬を処方してもらう。背中に聴診器を当てたり、血中の酸素をはかったり、一応、してもらった。あの、指にはめるやつ。99あって問題なかったが、指にはめてすぐに医師が「脈…遅いね。よく言われない?」と言った。初めて言われたので驚いた。見ると、40いくつ。何か運動をしているかと聞かれたので合気道と答えた。「じゃあ運動してるときは脈が上がっているんでしょうね」と。話しているあいだに「あ、今50になった」と。どういうことなのか聞いてみたら、悪いことではないから心配はいらないらしい。脈が早いよりマシか。

吸入と薬と、3種類処方してもらって帰った。待ち時間はほとんどなかったけど、待合室は具合の悪そうな人がいっぱいいた。待合室ではアドラーの「子どもの教育」を読んだ。おもしろい。

隙だらけの身体なので労わりながら過ごそうと思う。

Monday, 20 January 2025

寒稽古、土日の過ごし方

合気道の寒稽古に参加した。今年はなんと七日間のうち三日も参加することができた。これは大きな進歩だと思っている。11日(土)は結局行かず(言い訳をするとすれば、子が登校日だったので。私が朝いないとずっと寝ている可能性がある。)、12日に行ったら先生に「明日は?」と聞かれ、13日から開始の寒稽古初日に行かないわけにも行かず、参加した。それから平日は行かず、土日が巡ってきて土曜も日曜も行った。二日連続で朝稽古に参加するというのは今までやったことがなかったので、これは自分にとって「突破」だと思っている。皆勤の人たちからすると何をそんなに甘いことを、と言われるだろうけど、これが私にとってのスピード。焦らない。

去年ははじめて寒稽古に参加できた。そもそも朝稽古に行くのが初めてのことだったので、1日行っただけでも大きなことだった。それがきっかけとなって、通常の朝稽古に行けるようになってきた。自然と、週1日稽古できるようになった。あれから1年。今年は寒稽古に2日行ければ良いと思っていたけど3日も参加できた。続けていれば、こういう時がやってくる。無理していかなくていい。楽しいと思って行けるようになった最近。これは無理していないからだと思っている。

7時15分に稽古が終わって、家に戻る。この時間から活動を始めている、またはまだ始めていない人たちが世の中にはたくさんいる。眠そうな目で通学する高校生とすれ違うと、ちょっとした優越感がある。こっちは汗かくほど運動して一仕事終わっているから。

こどものごはんを作って、掃除、洗濯。その後からの時間は最高だ。近くの施設にあるカフェに行って、読みたい本や新聞を持っていく。あったかいところで、ぼーっとする時間。寒くてキーンとするけど、朝の暗いうちから運動をして一仕事終えた私は、たとえぼーっとしても身体がしっかり目覚めている。家族と待ち合わせて、いつもの場所で昼ごはんを食べて、そのあとさらに図書館でひたすら雑誌を読む。2時間くらいかかる。図書館で雑誌を読むことが、私にとっては必須で、それはまるで植物が養分(水、というより養分という感じがする)を必要とする感じに似ている。1週間も経つと枯渇してくるので自然と図書館に足が向く。

朝早くに運動をしているため、午後には身体が収束に向かっていて、4〜5時には「あったかくして寝たい」気持ちになっている。そうすると、たいして食べたいとも思わないので夕食はあたためた豆腐とか納豆とか、そのくらいで十分。こうすると翌朝が気持ち良く起きられる。腹一杯で寝る気持ち悪さといったらない。

というわけで今週もやすみやすみ行こう。

日本の教育は困ったことになっている

 5日。毎年三月恒例の婦人科検診。かれこれ20年前、治験で関わったのがきっかけで知った病院だがとても良いので結局20年間通い続けている。家の近くではないけどなにかと自分にとって都合が良く慣れた、なによりも信頼できる病院。 特に決められたわけではないが3月になると検診を受けている。...