先日は雪が降っていて、やっと暖かくなったと思ったら30度近くまで上がった。なんなのだろう。春はどこへいったのか。
先日、こどもに「誕生日はいつ」とか「きょうは何曜日」とかきいてみた。時々答えられないときがあるので思い出したように聞く。ひとつレベルをあげて、「ではあなたは何年生まれか」という質問をしてみた。これはわからない。じゃあ今は何年か、ときいたらすぐに2025年と答える。これは意外だった。じゃあいまの年齢がわかれば、もうわかるでしょう、と言ってもこれがなかなかわからない。時間がかかる。一年ずつ数えてようやくわかった。
1年ごとにアルバムが一冊あるので、じぶんが生まれた年の写真を探したら、そこに書いてある年が自分の生まれた年だから、と言ったら探し出してきてページをめくりはじめた。今までだって何度も見たことがあるはずだが、えー、とか、わー、とか言いながら食い入るように見ていた。生後1ヶ月ではじめて飛行機にのったとき、スタッフから手紙をもらったのだが、それもはさんであった。泣き叫ぶ赤ちゃんをあやす祖父母や、おさんぽ中のようすや、まあとにかくいろんな人に抱っこされている写真がたくさんある。
しばらくしてふと気づくと、子、写真を見ながらうるうるしている。涙はこぼれていないけどすこし口がへの字になっていた。「どうした?感動しちゃった?」と聞いたら「みんなありがとう、と思って」と言う。優しい子だなと思った。大事にされて育ってきた、ということを知ってはいても生後すぐを覚えているわけではないので、こうやって見て知る。
成長過程によって感じ方や見方が変わるのでアルバムはおもしろい。