実家から戻ったかと思えばすぐに移動して今は韓国にいる。仕事でいるので好きな場所に行く時間はあまりない。それでも充実度の高い滞在をしている。
羽田からの便は、本当にあっという間で、1時間40分で到着した。国際線らしさを味わうためにもう少し飛んでくれてもよいなと思えるくらいだった。
久しぶりの韓国。最後に行ったのがいつのことだったか考えたけど、確実に10年以上前。当時も、最後に行ってから10年近く経っていたので、10年に1回の訪問ということか。それもあって、行くたびに変貌の仕方に驚かされる。今回は自由に行動できていないのでまだなんともわからないけど、外国っぽさがなくなってしまったなあ、というのが1番感じるところ。不便さがない。日本の延長のような感じがする。2002年に初めて韓国に行った時の「わぁ!」という感動に比べると、さほど心が揺り動かされなくなってしまっている。
簡単に考えられる理由が二つある:
1) 世界が変わった
2) 私が変わった
まず1)について。これは韓国に限らずどこに行っても当てはまるだろう。グローバル化により、場所がかわっても同じものや情報が手に入るようになった。言語の壁も、文化の壁も、もちろんあるけど、以前ほどの障害ではなくなった。いろんなことがスムーズに動く。日本に電話するのにプリペイドカードを買ったりインターネットの使える場所を探して10分でいくら、とかお金を払っていた頃とはわけが違う。そして買いたいものは、日本にいても買えてしまう。
便利なのだ。だけどその便利さが、異国っぽさを薄くしてしまう。
そして2)について。10代、20代の時に見る外国の景色、いや、感じる空気は、さきほど感動と書いたが、それどころではなくて「衝撃」に近い。振り返った今だからこそそう言える。あれは衝撃だったのだ、と。考え方、ものの見方が柔軟で、国内にいたとしてもまだ体験していないことが多い。海外に対する憧れは、それはもう強烈なものがあり、本やテレビでちらっと見た、いつか行きたいと思っていた場所が目の前に現れたときの感動は筆舌に尽くし難い。
この1と2が、ちょうど相まって、最初の渡航から何十年か経った今ではさほどの感動がなくなってしまっている。情報に手が届かなかったころのハングリー精神とでも言おうか、そういうのは薄くなった。仕方ないしあたり前だと思う。それに私は南米や中東地域、中央アジアなど行ったことのない場所がたくさんあるので、初めての場所に行ったらまったく違う感想が出てくるのかもしれない。
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