Saturday 18 October 2008

青山テルマ、筋がつかめない、ひかりのまち

ようやく土曜の夜がやってきた。友人に会おうかとも思っていたのだが、すっかり疲れ切ってしまっていて、一刻も早く家に帰りたいと思った。とてつもなく過酷な一週間だった気がする。よく乗り切ったと思う。

いつもどおり、ビールを飲んで、パスタを茹でて、トマトを刻む。

『Wonderland (ひかりのまち)』 という映画を見た。イギリス映画。イギリスの映画というだけで私はもう無条件にそのブリティッシュ・アクセントにノックアウトされてしまう。毎度のことだ。「ノッティングヒルの恋人」や「ラブ・アクチュアリー」は、あれだけベタな映画で、評価は特に高くないはずなのに、どうして気に入ってしまうかというと、きっとあのイギリス英語のせいだ。間違いない。100パーセントとは言えないにしても。

それで、このワンダーランドはいかがだったか、と言うと、★★★★☆である。意外と良かった。最初はストーリーがつかめずに困った。いつものことである。時々、8ミリビデオを見ているような感じもした。カメラワークの不自然な映画は好きだ。

ストーリーがつかめないことに関して:

一番ひどかったのがマトリックスとミッション・インポッシブルである。まだ中学生か高校生だったと思う。初めて見たときは、それはそれは衝撃だった。
「なんかすごい、けど、ようわからん」
というのが感想である。何がどうなっているのか、さっぱり分からなかった。家族からは「ばかちん」の烙印を押され続けた。何を見ても、理解が遅いのだ。家族は皆、映画の続きを見ているのにその途中で「ちょい、待って、これどういうこと」と質問しまくったので、家族はうんざりしていた。

未だにそれは変わっていない、とよく思う。映画を見ていても、集中していないとあっという間に話の中身が頭から飛んでいる。

そもそも私は人の話がよく聴けないたちである。一対一で話す時は別だ。その場合はよく聞くことができる。問題は、講義やスピーチを聞かなければいけないときである。ちっとも頭に入ってこないのだ。いわゆる「ウワノソラ」状態である。もう、これは、仕方ないと思う。

まあ、最低限、聴かなければいけない大事な部分だけは聞けるようでなければいけない。


ところで、青山テルマの「そばにいるね」が良い。今年の春先、ドコモのCMでこの曲が聞こえてきたときは、ほとんど耳を疑った。曲だけじゃなくて、CM自体、とても良かった。泣かせるわーこれ、と、自分の数年前の上京当時を懐かしく、切なく思い出した。ドコモに機種変更しようかと思わせるくらいよかった。

普通は、邦楽の新曲を聴いて「おお」と思うことが少ない。というかほとんどないのだが、これは久しぶりのヒットだった。ただし、曲自体が長すぎる。そこは惜しいところだ。

素直すぎる歌詞が、心にグサグサと刺さる。自分の母語で歌われると、痛々しいなあ、と思いながら、口ずさんでいます。

ああ、疲れた。寝ようかな。

ありがとうとカルボナーラ

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