Monday 20 October 2008

登校拒否とエンパシー

こんばんは。

昨今の物価の上昇により、ビールでなく発泡酒で妥協してしまうことが最近増えたAmos & Andyです。

10月に入ってから、ブログの投稿が順調だ。コンスタントに、ほぼ毎日更新できている。それだけ書くことが多かった、ということなのか、それとも、1人でいる時間が多かったということなのか。答えはその両方であり、さらに、それだけではない。

まず、なるべく自分を客観的にとらえようとしているのだろうと思う。それがメンタルヘルスにとって少しでも助けになるかどうか、その効果は別として、書くことで自分を落ち着けようとしているのだと思う。

さらに、書くことが習慣化してきたのだろうと思う。ある程度、日課として、毎日、同じくらいの時間帯に、同じくらいの時間をかけて、同じくらいの量で、文章を書いている。他人に読んでもらえるくらいの文章を。

もちろん、"記録"としての、極めて日記的な意味も持っている。この日は誰と会った、とか、何を食べた、とか。そもそも記録好きな人間でもある。

とにかく、こうやって書くことで一日を終えようとしているのだ。それはほとんど無意識だが。

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さて、今朝は初めて本気で、仕事を休もうかと思った。久しぶりにラジオ体操をしなかった。
理由の半分は、体調不良、もう半分は気分不良、である。

鏡の前に立って、自分を見つめて、何度も何度も問いかけた。ここで休んでは、負けのような気もした。そして、逆に、行っては負けのような気もした。「どうする」と何度も自問自答した。

ただ、強引に着替えて身だしなみを整えてしまったので「これで行かなかったら勿体無いな」という思いがふとよぎった。というか、よぎってしまった。ああ、こうやって結局行っちゃうんだよなあ、と、半ば自分自身にうんざりしながら、駅へ向かった。本当に嫌になったら、その時は途中で引き返せばいい、うん、よしよし、と言い聞かせながらドアを開けた。

ところが、である。朝日を浴びたら「まんざらでもないな」と思っちゃったのだ。

朝日の持つパワーは前から感じてはいたのだけど、やっぱりその威力は凄い。今朝あらためて思った。結構、いろんなことを帳消しにしちゃうくらいの、パワーだと思う。100パーセントとは言わないにしても。
素敵な威力だ。

まいっちゃったなー

結局、いつもより少し遅かったけど、出勤した。「行ったら行ったでそれなりにいいことあるかな」と思いながら。そして、実際に、行ったら行ったでそれなりにいいことあった。これは、結局いつもの流れである。
「逃げちゃダメだ」という、ティピカルな、まるで漫画みたいなセリフがしばらく頭から離れなかった。


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帰り道、母親と電話で話したら、家族はまだ誰も帰宅していない、ということだった。

「みんな、なーんか、たーいへん」
と言うので、はははと笑った。
「それぞれにねー、生きていくとに、せいいっぱいやねー」
と言っていた。

我が母ながら、これは名言だと思った。

そうなのだ。
みんながそれぞれに、"いっぱいいっぱい"なのである。

電車で押し合いへし合いしているのも、相手に考えが伝わらずに涙するのも、すべては、自分が自分のことにいっぱいいっぱいだからなのだ。

今日読んだ、イタリア語の新聞に、「エンパシー」についての記事があった。エンパシーってのは、感情移入とか、共感とか訳される。あまり詳しくは読んでいないが、「みんながもう少し感情移入できたら、世の中もっと良くなるのにね」みたいなことが書かれてあった。

分かっているんだよね。世の中、みんな、そんなこと分かってるんだけど、なかなかできない。みんなひねくれていて、みんなKidに過ぎないから。30になっても、40になっても、所詮はみんなKidなのだ。

高校一年のときに、担任の先生が「思いやりは、想像力」と黒板に書いたことがあった。当時15歳の私は「ふーん」と思っていたのだけど、結局それが10年経った今も忘れられないフレーズになっちゃっているんだから、びっくりである。

結局のところ、やっぱり、ひろーい考え方のできる人でいたいと思う。「そんなこともあるかな」とか「私があの人だったらどうするかな」とか、あっちこっちの視点から物事をとらえられたら、もっと肩の凝らない生活が送れる気がする。

一つのことでも、色々な見方があるのです!


なんて、そんなことまだまだ達成できそうにない、所詮KIDのぼやきでした。
ああそろそろココアの恋しい季節ですね。

万年筆、外出

なくなったと思っていた万年筆が職場の引き出しから出てきた。一本千円のものなので、なくなってもあきらめはつくのだが少し気になっていたのは事実だった。中のインクは空っぽだが一体何色を入れていたのかさえ判然としない状況だった。家に連れて帰って洗うことにした。  翌朝の万年筆カートリッジ...