Saturday 13 September 2008

a milestone

さてさて、待ちに待った連休である。9月第一週に比べると今週は短く感じた。仕事の量も少なかったと思う。本日土曜は、時間になったら逃げるように職場を出た。身体が、休みを待ちきれずにいたのだ。

昨日に続いて、友人に会った。こういうのって楽しくて仕方ない。つまり、"気のおけない"友人と、ゆっくり話しながら時間を過ごすこと。もう少し正確に言うと、その日の終わり、つまり仕事の後に、人と会う予定が入っていると分かっていて過ごす一日は結構いい。仕事中が楽しい。さらに、帰り道が楽しい。
わくわく、というより、うきうき、に近い。そして事実、わくわく、より、うきうきのほうが好きだ。

数日中にアメリカへ経つ友人を送ったあと、本屋に行ってみた。買うべきものは無いのだが、知的好奇心ってやつがオイラをここに導くのさ、的入店に過ぎない。だいぶ長い間、色々と見てまわった。これだけじっくり本屋に浸るのは、実は久しぶりである。

情報量の多さに、目が回りそうになる。雑誌のカラフルさもそのひとつだが、一番「わあ」と思ったのは自己啓発本のコーナーである。

「病んでんなあー」

と思わず口に出しそうになった。仕事から恋愛まで、人は「助言」を求めるのである。今も昔もきっと変わらないと思う。ただ、どれだけベストセラーになろうとも、それが啓発系の本である場合は特に、自分に合うかどうか、まったく予測不能である。小説であればベストセラーなりに、「おお」と思う、つまり、ある程度ヒットする確率は高い。しかしこういう自己啓発系は、その人に「ヒットする」可能性は低いと思う。

「ストレスをためない」「鈍感力」「"いい加減"が効く」「聞き流す法」

といったようなタイトルが多いなと思いながら、新書のコーナーに行くと、姜尚中の「悩む力」という本が目に入る。
もう、本当に世の中矛盾だらけだよなあ、と、心のなかで苦笑いした。

たとえば、悩むな、という人もいれば、悩むことはいいことだ、という人もいる。助言を求めたところで、適切なものが得られるとは限らないのだ。つまり、そもそも助言が多すぎる。書き手は、相手を知ってるわけじゃないから。無差別なのだから、対象は。

私はファッション誌を買わない。あれだけ情報があふれているのだが、本当に自分に必要な情報なんて、実を言うとほぼゼロに近いのである。そういうことを、既に分かっている。買わない、というより、買えない、のである。

話は変わって:
『キンキー・ブーツ』を見た。イギリス、サウサンプトンの話だった。☆☆☆★★かな。音楽が良かったから。

たとえば、ニューヨーク・シティが映画の舞台として「サマになる」のと同じように、イングランドのさびれた街も、「サマになる」と思う。「ビリー・エリオット」や「フル・モンティ」を思い出した。


少し北部イングランドが恋しくなった。ふと気付くと、今日は13日。確か、4年前の今日、イギリスに向けて日本を旅立ったのではなかったか。マイルストーン的な日である。誕生日やほかの記念日とは別の、ささやかながらも私にとっては深い意味を持った、マイルストーン的な日である。

緑地の民家園

子の友人一家に誘われて、川崎にある生田緑地に行ってきた。ずーっと前にプラネタリウムに行ったことがあったので、もしかしてあの場所かなと想像できた。日本民家園というのがあってこれが面白かった。その、かつてプラネタリウムに行った時に入り口だけは見たことがあったけど実際はそのずっと奥まで...