Sunday 20 March 2022

体調不良、『心に折り合いをつけてうまいことやる習慣』

 きのうは1日、具合が悪かった。図書館に行ったり蕎麦を食べに行ったりはしたもののそれ以外は横になっていないとダメだった。具体的には、起き上がると吐き気がする。吐き気というのはめまい由来の吐き気で、船酔いや車酔いのような類の気持ち悪さがある。育休後、職場に復帰してから何度も経験があるのでもはやパターンがつかめてきた。そして原因も、対処法も自分でよくわかっている。原因は、疲れ。対処法はとにかく休んで、寝ること。睡眠も足りていると思っているのだが、少しでも不足するとこういうことになる。ひどいときはまったく立ち上がったり歩いたりできない。メニエル病ではないかと思って病院で検査をしてもらったこともあるが、それではないという結果だった。いずれにせよ、ほどほどに過ごしていかないとこういうことになる。先週1週間は働き詰めで、きつかったのだ。金曜の朝にはイライラがマックスに達していた。

具合の悪さもこうやって記録しておくと少し周期がわかってくるだろう。具合が良くなると、具合が悪かったことなんてすぐに忘れてしまうものだ。

それにしてもいつも活動していないと気が済まない私のような人間にとって、天気の良い休日の午前中に横になっているというのは結構つらいものがある。具合が悪いのに起き上がって動きたくなってしまう。あれやんなきゃ、これやんなきゃ、と頭のなかにたくさんのことが浮かぶ。

休まないと、となんとか自分に言い聞かせ、ソファに横になって、おじちゃんから送ってもらった本を読んだ。『心に折り合いをつけてうまいことやる習慣』。あっという間に読んでしまった。よくあるタイプの本かと思いきや、そうではない。押し付けがましさがない。心にじわー、と響いてくる。読み終わったときに、ツー、っと涙が出てきた。感動というわけでもなくて、楽になった感じがした。今の私には必要な本だった。読み返すだろうと思った。

折り合いをつけるということなのだ。父がいつも言っていたことと同じ。この本には読んでいると「あれ、どこかで聞いたような」という言葉がたくさん出てきた。折り合い。完璧はない。

こどもが生まれてからというもの、好き放題やっていた私の生活は一変した。そういうもんだろう、とは思うけどこれは子が生まれないと決してわからないことだったと思う。他人と、それから自分の心と、折り合いをつけるということ。わかっているけどなかなかできない。永遠の課題。

お風呂から上がったこどもをバスタオルで包もうとすると、何となしに、服も着ずに私に抱きついてきた。生まれたときの赤ちゃんみたいで、とてつもなく愛しかった。バスタオルをかけてそのまましばらくぎゅーっとしていた。

ありがとうとカルボナーラ

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