Sunday 6 March 2022

お盆に出会った

暖かくなると、あれやろうかなこれやろうかなと、家のなかの片付けや掃除に意欲が湧いてくる。そうなのです、ようやく暖かくなったのです。朝起きて暖房つける必要もなくなった。

      
この季節に毎年、駅前で行われる陶器や木工品市を楽しみにしている。今年は皿を二つと、茶碗ひとつ、それからお盆を買った。

念願のお盆。外国産ではない、国産の、使い勝手の良いお盆が欲しかった。私が使っているのは無印良品のもの。使いやすいが、木ではない何か(ウレタン?)も使ってくっつけてある。使いはじめて数年経って裏面が劣化してきた。なにか剥がれてきている。そしてこどもが使っているものは100円のプラスチック製。一年も立たずに劣化する。これも替えたかった。

駅前の市に、毎日通い詰めた。品物が入れ替わって、欲しいサイズが入ってくるかもしれないから。しかしこれがなかなかないのだ。大きいサイズのものとなると、金具がついていて高さも高くなる。金具のついていないものは小さすぎる。

それでもしぶとく通ったある日、もう一回り大きいものを見つけた。これだと思ってお店の人と話をしたら、おそらく小さいお盆の下に隠れてこれまで見えなかったのだろう、と言われた。

実はさらにもう一回り大きいものが希望だったが、こどものお盆にはこれで良いだろうと思った。1300円。使いやすいのと見た目が良いので結局私も使っている。

以前読んだ土井善晴さんの本で「お膳は出会い」というようなことが書いてあった。お膳が必要だからといって適当に買うというよりは民芸品店などにふらっと立ち寄って出会ったものが良い、という話。わかる気がしたので、この言葉を信じて焦らずに探し求めていたのだった。

今回買ったものは通販でもお店でも手に入らないだろう。ブランド名もない。いい買い物をしたと思う。大事に使おう。

ありがとうとカルボナーラ

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