Wednesday, 16 March 2022

85歳で毎日合気道

 合気道の話。最近、あらためて感心したことがある。

85歳の門人がいらっしゃる。85である。まさかそんな歳だと思っていなかった。というのも、歩き方も若者とまったく変わりなく、ふるえひとつない。なんと合気道を始められたのが定年退職後だそうだ。69歳で始め、それから今まで毎日稽古に参加しているという。私が合気道を始めた時、私は週に3回ほど通っていたが、その当時も必ず毎回お会いしていた。それもそのはずだ。毎日なのだから。しかも69歳なんて何に対しても「もう引退」と思う歳ではないのか。仕事は引退しても、彼は自分自身から引退しなかった。

この方、とにかく気さくで、爽やかで、まったく偉そうでない。この謙虚さは一体どこから来るのだろうと思ってしまう。いつもやさしい。高齢だからと言って特別扱いする必要がまったくない。周りの人(といっても一番若いのは中学生)とまったく同じ動きができる。そして体のどこどこが痛いとか、きついとか、そういうことを言われることがまずない。

先日、彼を紹介したビデオが道場で作成された。10分間くらいのビデオだが、うなってしまうほど感心した。レジェンドだ。生ける伝説。行動で示すとはこういうことだ。多くを語らず、毎日ただ稽古に参加し続ける。ビデオのなかで「自分に負けない」ということを語っておられた。

私は85歳になったとき、誰にも頼らず、自分で歩けるだろうか?自分に負けずに生きられるだろうか?

溶ける平日やすみ

きのう、水曜は出勤しない日だった。これでもかというほどの素敵な天気で、なにをしようかとワクワクする。空気は澄んで、空には雲一つない。8時に子を送り出す。掃除と洗濯をして、そのまま家にいることもできるけどやはり朝はいったん外に出たいタイプの人間なので、仕事道具を持って近くの保健セン...