Sunday 16 August 2015

15.8 Ferragosto フェッラゴスト

2週間住んだアパートを出た。クリーニングが入るのは日曜の朝らしいので滞在を一泊延長することもできたのだが、それを知ったときには既にホテルを予約してしまっていた。まあいっか、と思って荷物をまとめて出た。今はホテルにいる。やっぱり少し切ない。ほかの場所を出る時と少し違う。いろいろと理由はある。初めて来た時から10年経った今、もはやここで私は観光客では無い。


今日、道で、10歳前後の男の子に声をかけられた。電話番号ちょうだい、と言う。これは過去最年少だ。あいにく電話を持っていなかったので、電話無いのよと答えたら「ああ…」と納得して帰って行った。
いやはや。

今日は8月15日、イタリアではFerragostoという祝日。祝日と言っても夏休み中なので関係無さそうだけど、祝日の雰囲気は漂っている。通りが静かだし、多くの店が閉店している。今週と来週でヴァカンツァに出かける人たちが多い。今年、久しぶりに来てみて気づいたのは、昔よりも土日祝日に営業をする店が増えているということ。以前は、食べるものがなくても土日は諦めるしかなかったのに。

どこもかしこも"Buon Ferragosto!"と挨拶し合う人たちばかり。この感覚ってなかなかつかめませんね。「祝・お盆」とか言って祝ったりもしませんしね。

今朝はPalazzo Davanzatiに行った。学校が用意したプログラム。詳しくは後から書くとして。それからアパートに戻り、パスタをゆでて、ゆっくり昼を食べて、パッキングをして、ホテルに移り、少し散歩をした。

テレビでは『パール・ハーバー』をやってます。あと、終戦記念日です、というニュースも。この前、花屋の奥さん(ロシア人)から、「ヒロシマとナガサキについてどう思うか」と聞かれた。驚くほどにイタリアでは日本の原爆について人々がよく知っている。というか気にしているんですよね。

さて、寝ます。

ありがとうとカルボナーラ

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