Tuesday, 11 January 2022

日本に住んでてよかった

 イタリアでは50歳以上にコロナのワクチン接種が義務化された。「義務化」である。ワクチン未接種者には100ユーロの罰金が課されるのだ。とんでもない話だ。つくづくイタリアに住んでいなくてよかったと思う。(自分自身は50歳以上ではないし、ワクチン接種しているけど。ワクチンを接種するかどうかは個人の判断に任されるべきだと思う。)

それでもイタリア人が言うことを聞くとは思えない。

フランスの感染者数がすごいというニュースを聞く。ニュースの見出しを日本で見るときには「おー、大変だなフランスは」という感じだ。私を含めて一般的な日本人はそう。

だけどおそらくフランス人はこれをそんなに深刻にとらえていない気がする。フランス人と話したわけでもないし何か読んだわけでもない。あくまでも私が「気がする」だけなのだが。たぶん"C'est la vie."とか言ってそうな感じがする。「仕方ないわよ」「それが人生」みたいな感じ。マクロンがどんな言葉を使おうが、フランス人が大人しくするとは思えない。

それらも含めて、イタリアもフランスも面白いと思う。興味は尽きない。

(フランス語学習はきょうで285日目。)

コロナ前半(始まって一年くらい)は「何やってんだ日本は」と思っていた。今も確かにそう思うことはある。でもこの一年くらいは「日本に住んでてよかった」と思うようになった。個人の行動を法律などで制限しないことがこんなにすばらしいなんて、気づいていなかった。外の様子を知れば知るほどそう思う。文句は常にあるけど、その面においては良い国だと思う。

これもコロナ効果かもしれない。自分の場所をあらためて見直すきっかけとなった。

さて、きょうから仕事である。二日間の休みは長かった。こどもが騒ぐと耳がキンキン、頭がガンガンする。家のなかに置いておくと行き詰まる。きのう2時半くらいに「アイスクリーム買いに行こう」ということになった。2人でスーパーまで走って行った。冬休み、田舎で過ごしたおかげか子の走りが力強くなってきた気がする。

通勤路にあるパン屋さんのパンが食べたい。休みの間ずっとそのことばかり考えている。朝の、焼きたてのベーコンチーズが食べたい。そのために財布には300円分の小銭が準備されている。

溶ける平日やすみ

きのう、水曜は出勤しない日だった。これでもかというほどの素敵な天気で、なにをしようかとワクワクする。空気は澄んで、空には雲一つない。8時に子を送り出す。掃除と洗濯をして、そのまま家にいることもできるけどやはり朝はいったん外に出たいタイプの人間なので、仕事道具を持って近くの保健セン...