Sunday 14 August 2016

堂々と、ジゼル。

オリンピック盛り上がってますね。

話は先週に遡る。
オリンピックの開会式を私は見てはいないのだが、後から部分的にいくつかのシーンを見た。どの国のユニフォームがイケテて、どの国のがイケテない、とか。

その中でモデルのジゼル・ブンチェンについての写真に目が止まった。
ブラジル出身のスーパーモデルは開会式に特別出演したらしい。
と言っても、踊ったり歌ったりではなく、ただ歩く、というもの。
かの有名な「イパネマの娘」にのせて。
どれどれ、と思って動画も見てみた。
(画像はすべてDaily Mailより)

本当に単純に歩いているだけなのに、なんと、泣けてきたのだ。
念のため言っておくと、別に私はジゼルのファンでもないし、ファッションモデルたちにさほど興味があるわけでもない。
そもそも開会式にジゼルが出ることも知らなかった。
確かにジゼルは美しいがそれは今に始まったことではなく、美しさに感動して涙するなら別に今、開会式じゃなくてもいいはず。
わんわん泣く訳じゃなくて、涙がにじんだ。
なんでかなあと考えてみた。
あの大きなスタジアムをぽつんと、たった1人で、堂々と、ただ歩くだけなのに、あの存在感。
そこに「すげー」と思ったのかもしれない。
「ぽつねん」感がこの上ない。

なのに、ほかのダンス等のパフォーマンスよりも圧倒的に存在感があったと思う。
堂々とした様子が清々しかった。

周りに媚びない、究極の自然体。
飾り立てた印象さえなく、ジゼルはあくまでジゼル。
周りに何千人、何万人の観衆がいようが、あの颯爽としたウォークを見せるのだろう。
ここで彼女が表現しているのは、あくまでも「ジゼルである」ということだけ。
繰り返すが、ぽつんと!たった1人で!ただ歩くだけ!

結局その勇気と自信と美しさに感動したんだろう。
いやはや、堂々としているってそれだけで「美」なんですね。

オリンピック選手を見ていても分かるがやっぱり顔、表情の引き締まり方が違う。
錦織くんとか、福原愛とか。
キリっとしていて自分のやってることに確固たる自信を持っているのが表情から伝わってくる。本当にかっこいいと思います。

自信を持てと言われても誰もが簡単にできることではない。
周りに叩かれたり失敗したり自信を喪失したりして初めて自信に近づく。

まあジゼルと並べて書くことでもないかもしれないけど。
「堂々」に至るまでには過程がある。

ありがとうとカルボナーラ

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