Saturday 24 August 2024

23日、ローマ

出発前日は予定を入れずに荷物整理したりローマでしたいことをする日、ということにしていた。午前中は特に何もせず。

お昼は量り売りのピッツァ。

出かけるのは3時ごろからにした。中心部まで車で行っても駐車できないので地下鉄を使うことに。おそらく10年くらい乗っていないと思う。

フラミニオにいくためにテルミニからA線にのる。スリがいる。見てわかる。イメージするのは「いかにも悪そうな人」かもしれないけど、そうじゃなくて若い女の子の集団。きのう見た子は妊娠していてお腹が大きかった。

地下鉄、以前よりきれいになったと思った。

が、まず問題はどっち行きなのかが不明。どこにも書いてない。乗ってみて、中に路線図があるけど、みてもどっちかわからない。ダメ元で乗ってみたら反対方向。ハズレ。一駅乗って、別方向に乗り換える。つまり元いたテルミニに戻ってくる。

するとテルミニで止まり全員降ろされる。なにかというと8月いっぱいはテルミニ以降は運行停止、と。

こういうことを地下鉄入口に書かれていない。知るわけがない。切符の払い戻しをしてもらおうにも、誰に言っても肩をすくめて、終わり。誰も責任を取ろうとしない。たったこれだけのことが、できないのだ!日本のみなさん、信じられないかもしれないけど、こういうことが日常茶飯事。ストレスで爆発寸前。

かわりにバスに乗ってみたけどまあ渋滞で時間かかるのなんの。ようやくポポロ広場に開放されたときには地下鉄に乗ろうと試みてから1時間以上が経過していた。距離としては、大したことはないのである。歩こうと思えば歩けたくらいの距離。調べてみたらたったの5kmでした。

これを「仕方ないじゃん」と諦めながら生きていかないと、ここでは暮らせない。そうじゃなかったら毎回、怒りとストレスで爆発することになる。あきらめているうちに、自分も「責任なんて取りたくない」「まじめにやっているのは損」「働かなくていいじゃん」になる。間違いない。勤勉さを発揮しても、それが自分1人だと、力として不足で、ただの損になる。

ぐったりしていたけどやっぱりポポロ広場も双子教会もとてもきれいで、オベリスクを見上げて「はぁー、ほんとすごい」と声が出る。これをエジプトから持ってきたのか。

コルソ通りを歩いたものの、買い物の欲はまったく出ない。円安もあるけど、以前と違って「イタリアでないと買えないもの」ではなくなった。グローバル化は、ありがたい反面、つまらなくもある。

パンテオンに行きたかったので、行ってみたけどなんと入場料が5ユーロに跳ね上がっていた。無料だったのに、無料から5ユーロとは大きい。ラファエッロの墓参りでもと思ったのだが、チケットを買う列を見て入場は諦めた。

ボルゲーゼ家を入り口から見学。

この時点でだいぶがんばって歩いて疲れていた。ジョリッティでジェラートを食べたら元気が出た。すごく美味しい。さすが老舗。しかしスモールサイズで3.5ユーロは高い。

ここからがんばって、Largo Argentinoを経由してかの有名な「真実の口」まで。
なんと、1分遅れて入れなかった。信じられない。入れてくれてもいいだろうに!しかも無料なのに!同じように残念がる人たちがたくさんいた。心底残念がる息子が気の毒だった。

いつまで読んでくれるかな

 「まま!!がんばって!」 ハッと目を開ける。これを繰り返す。 何のことかというと、寝る前に子に本を読むときのことだ。毎日こうではないが、昨日はうとうとがすごくて最後のほうはずっとこんな感じだった。 文字もなにもわからない頃から、寝る前に本を読むというのが親子の習慣である。無理矢...