Thursday 22 August 2024

アブルッツォ→ローマ→モンタルト

19日から移動が続いた。

バスからのながめ

19日、アブルッツォを出てローマへ。長距離バスでChieti Scalo(キエティ・スカロ)からTiburtina(ティブルティーナ)まで2時間。
絵の中の町みたいなのが山の間にひょこっと現れる。ルパンの「カリオストロの城」みたいなイメージ。

日本からイタリアに到着した日は、空港からまっすぐアブルッツォに行ったので、ローマの街を見るのはは久しぶりだと感じた。田舎からいっきに都会へ出てきたので少しウキウキする。ローマで1泊。Fの友人が経営するホテル。まだ出来上がっていない、新しい部屋で、ホテルというよりアパート。すべてが新品で快適。久しぶりによく寝た。

20日、10時すぎの電車でMontalto di Castro(モンタルト・ディ・カストロ)という場所へ。州は変わらず、ローマと同じラツィオ州にある。Fの友人が休暇を過ごしている家にお世話になる。空港からの電車をのぞいて、イタリアで電車に乗って移動するのはもしかしたらフィレンツェーローマ間を移動した2015年以来かもしれない。だいたい1時間半で着いた。

麦を刈り取ったあとの畑が延々と続く。むこうのほうに海が見える。地平線も見える。というか360度、地平線か水平線。それ以外は何もない。もともと家畜小屋だったものを改装された家で、2階に上がるには外の階段を使う、特徴的な家。入口は葡萄の蔦に覆われている。庭にはオリーブ、レモン、ブドウ、イチジク、ザクロの木がある。ラインナップが、さすがイタリア。レモンが実っているので、なんでこの季節になるのかとたずねてみたら、ソレント(イタリアの南のほう。ナポリ。)から持ってきて植えたもので、年中実がなるらしい。なんと。そんなことってあるのか。


やんちゃな5歳と2歳のきょうだいがいて、親は"stanco morto"(死ぬほど疲れてる)と言っていた。まあそうだろう。下の子はオムツをはずす練習を始めたばかりで、パンツで過ごしている。同じ格好の、まさに2歳のこどもを、この滞在でほかにも見たし、わたしのめいも似たような格好をしていた。夏はズボンをはくどころではないのだ。私の子だってそうだったなと思い出す。
お昼にパスタを作ってもらった。8人で食べるので、1kg。

セミナー終了

 日曜日。セミナーが終わった。いつもだったら自分が聞く側だけど、今回は自分がしゃべる側。これは滅多にないことなので、優先順位が高かった。この日を中心にいろんなことを考えてきた。風邪をひかないようにとか、怪我をしないように、とか。と言っても話すのは私だけではなく数名で話すので私はた...